動画で見たい方はコチラ
暗くする描画モード【乗算・焼き込みリニア・焼き込みカラー・比較(暗)・カラー比較(暗)】の計算式の紹介
上の表を見てください。よく使う描画モードをまとめた図です。
縦の列が明るくする描画モード、暗くする描画モード、コントラストを強くする描画モードで上にいくほど画面に与える変化が大きい描画モードです。
横に並んだ描画モードは同等の強さの描画モードと言えます。
下の6つの描画モードについては特殊な描画モードなので、その関係性からはハズれます。
次は、暗くする描画モードの計算式について紹介していきます!
乗算(暗くする描画モード) 結果色=基本色×合成色
基本色に合成色を掛け算をした数値が結果色になっているのが分かります。
この時計算に使うRGB値は0~255を0~1として割合で計算します。
計算に使う割合は0~1なので結果色の値は必ず小さくなります。なので画像は必ず暗くなります。
R)96×0.125=12 G)128×0.25=32 B)192×0.5=96
暗くする描画モードの特徴は白が抜けて、黒が活かされるということです。
これは明るくする描画モードの逆の効果です。乗算はスクリーンの対になるモードです。
上は描画モード:乗算の使用例です。
暗くする描画モードは、加算とは逆で白が無効にされるので
白い背景にノイズや線やよごれなどの動画素材も乗算で重ねることができます。
白が綺麗に抜けてますよね。
暗くする描画モードは白が無効化されるのが大きな特徴です。
暗い部分だけを強く活かしたい時に使う描画モードです。
焼き込みリニア(暗くする描画モード) 結果色=基本色+合成色-1
乗算と同じ暗くする描画モードで、乗算より変化レベルが強い描画モードです。
対になる描画モードが加算(=覆い焼きリニア)なので想像できると思いますが、
加算が白飛びしやすい描画モードに対して、焼き込みリニアは黒潰れしやすい描画モードです。
黒が活かされて白が無効化されています。これは乗算と同じ効果で、暗くする描画モードの特徴です。
焼き込みカラー(暗くする描画モード) 結果色=1-(1-基本色)÷合成色
暗くする描画モードは画像が暗くなるのと、白が無効化されて黒が活かされるのが特徴ですが、
焼き込みカラーの基本色が明るい部分だけは例外で、白が無効化されずに白が活かされます。
対になる描画モードは覆い焼きカラーで画像に与える変化がとても大きい描画モードです。
暗くする描画モードで合成すると基本的に画面が暗くなりますが、その強さは「乗算<焼き込みリニア<焼き込みカラー」の順番で強くなります。
比較(暗)(暗くする描画モード)
結果色(R)=min{ 基本色(R),合成色(R)}
結果色(G)=min{ 基本色(G),合成色(G)}
結果色(B)=min{ 基本色(B),合成色(B)}
比較(暗)とカラー比較(暗)は暗くする描画モードの中でも少し特殊な描画モードです。
比較(暗)は合成色・基本色のRGBごとの数値を比較して、
それぞれ小さい数値を選ぶので結果色は必ず暗くなります。
比較(明)の対になる描画モードです。
カラー比較(暗)(暗くする描画モード)
結果色(R,G,B)=min{ 基本色(R,G,B),合成色(R,G,B)}
基本色、合成色のRGBすべての数値を足した、合計が小さい方、
つまり単純に基本色と合成色の暗い方の画像を使用するという描画モードです。
カラー比較(明)の対になる描画モードです。
比較系の描画モードは同じ画像を合成しても、
比較の対象のRGB値が同じため合成による変化はありません。
どちらも白が無効化され、黒が活かされるという
暗くする描画モードの特徴を持っています。
After Effectsの全描画モードの種類と考え方
描画モード①明るくする描画モードの計算式
描画モード②暗くする描画モードの計算式
描画モード③コントラストを強くする描画モードの計算式
描画モード④色を反転させる描画モードの計算式
描画モード⑤色相・彩度・輝度を使う描画モード
コメント
I am sure this post has touched all the internet users, its
really really good post on building up new weblog.
Wow, this article is nice, my sister is analyzing these
kinds of things, therefore I am going to tell her.