After Effectsの調整レイヤーについての考え方

After Effects

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調整レイヤーとは

調整レイヤーとはエフェクトを画面全体にかけるために使うレイヤーの種類の一つです。

まず調整レイヤーについて、Adobe公式のヘルプでどのような説明がされているか、見てみましょう。

引用:Adobe:https://helpx.adobe.com/jp/after-effects/using/creating-layers.html

下にあるすべてのレイヤーにエフェクトを適用とありますが…
こちらを見てください。

レイヤーに個別でエフェクトを適用している左の画面と、
調整レイヤーを使用してまとめてエフェクトを適用した場合で、
最終的な結果が違うのはおかしいのでは。と思いますよね?
※上の表ではエフェクト:4色グラデーションを適用しています。

調整レイヤーの便利な使い方(描画モード変更)

調整レイヤーの便利な使い方のひとつとして、描画モードを変更して
簡単に全体の雰囲気を調整する方法を紹介します。

調整レイヤーを作成して、ガウスブラーを40かけて、
描画モードを比較(明)に変更します。
すると夢の中のような、紗がかかった表現ができます。

この表現はとても便利に使用できます。
調整レイヤーの描画モードを変更したり、不透明度で調整して、
色々な表現に使用できます。

しかし、なぜこのような使い方ができるのでしょうか…
「下にあるすべてのレイヤーにエフェクトを適用」
だけでは説明がつきません!

結論

調整レイヤーとは…「下の全てのレイヤーを合成した画像のコピー」

ここまでの疑問を解消するには、調整レイヤーをこのような解釈をすると辻褄が合います。
どういうことか動画で説明すると、

調整レイヤーは下の全てのレイヤーの複製なんです。なので調整レイヤーにエフェクトをかけるということは、すべてのレイヤーを合成したものにエフェクトをかけているのと同じなんです。

なので、調整レイヤーを使うと右の画面のような結果になります。
レイヤーに個別でエフェクトを適用しているのと、
調整レイヤーを使用してまとめてエフェクトを適用した場合で、結果が違うことも納得できます。

調整レイヤーの描画モードを変更して、合成するという便利な方法が使えるのも説明がつきます。
これを理解した上で皆さんも調整レイヤーをいろんな表現に活用してみてください!

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